歯肉退縮に対する処置、歯肉移植

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歯肉移植について

歯ぐきの再生

歯ぐきの再生

年齢とともに歯ぐきが下がってきたと感じていませんか?「歯ぐきが痩せた」「歯が長くなったように見える」など、口を開いたときの見た目が気になり、笑顔に自信が持てない方は意外と多いです。

歯肉の移植

歯ぐきが下がったように見えるのは、歯肉が退縮してしまったことが原因です。歯ぐきが後退して痩せてしまった場合、自然に元の歯ぐきに戻ることはありません。口腔内の別の場所から健全な歯肉を移して、見た目の美しさを取り戻す施術が必要になります。

上顎の口蓋の歯肉は抵抗力があるので、その部分を切り取って不足している歯ぐきの部位に移植します。歯ぐきの一部を移植する「結合組織移植術」や、同じ歯の上の歯ぐきや横の歯ぐきを引っ張って移動する「歯肉弁側移動術」「歯肉弁歯冠側移動術」といった方法があります。

根面被覆術
部分的に退縮してしまった歯ぐきに、上顎の歯肉を移植して被せる施術方法です。見た目の改善を目指した審美目的の治療ですが、知覚過敏やう蝕などの歯周トラブルに適応することもあります。
CTG(結合組織移植)
歯ぐきは、抜歯や歯周トラブルが原因で陥没したり、薄くなったりすることがあります。痩せてしまった歯ぐきを補い審美性を高めるために、CTG(connective tissue graft)という移植方法があります。上顎の口蓋から採取した結合組織を、歯肉が痩せて薄くなっている上皮と骨膜の間にある歯ぐきの組織に移植します。

歯ぐきの退縮が広い範囲に見られ、口腔内から移植する範囲が大きくなってしまう場合は、やけど治療などに使用する皮膚の移植材「無細胞性皮膚基質」を利用して移植することも可能です。

CTGの手術は、上顎の口蓋から上皮組織の内側にある結合組織を切り取って、移植先の上皮組織と骨膜の間に移植します。もともとあった上皮組織を上から被せて縫合するため、周囲との違和感がなく、前歯など審美性が求められる部分に向いている施術方法です。
FGG(遊離歯肉移植)
歯根のまわりにコラーゲン繊維が多く含まれる「角化歯肉」がなくなってしまった場合、上顎の口蓋から上皮のついた歯肉を切り取って歯根のまわりに移植するFGG(Free gingival graft)という移植方法があります。CTGが結合組織のみの移植であるのに対し、FGGは上皮も一緒に移植する施術方法です。

上皮組織と結合組織の2層の組織を切り取って移植するため、手術自体は比較的簡単です。上顎の口蓋から切り取った歯肉を露出部分に縫合して固定し、1~2週間後に抜糸を行います。
しかし、FGGの手術は上皮ごと移植するため、移植した先の周囲と歯肉の色の違いが出ることがあります。審美性にこだわる部分への移植には注意が必要となります。

歯ぐきの移植には、精密な検査・診断を行うことが重要になります。狛江市成城の歯科、ガクデンタルクリニックまでお問い合わせください。

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